身体も心も健康でいるための幾つかの約束事|精神科活用法

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精神の病院ってどんな所

悩むメンズ

どんな人が通院するのか

社会的にメンタルヘルスの認識が高まってきたこともあり、精神科へ通うことへの抵抗も以前に比べると少なくなってきています。しかし、現在もいざ精神科に通院しようと思っても何が行われているのか分からず、不安に思う方もいらっしゃると思います。また、自分の悩みが病気か分からず、病院にかかるのが正しいのか迷われる方もいるかもしれません。今回は精神科の病院・クリニックの概要についてお話します。精神科へ通院する方の目的は、現在これまでよりも多様化されてきています。仕事や家庭での悩み、気分の浮き沈み、夜に眠れない、不安で仕方がない、疲れが取れない、勉強に集中ができない、人と話すのが怖いなどがあります。精神科で対応する事柄は、気分や感情の問題、あるいは広く人間関係の問題に深く関わることなので、どんな悩みであれ通院の対象になり得ます。また、現在は発達障害などの認識の高まりとともに職場や学校での問題について、多様な視点から考えることが大切になっているため、そのような場合も通院することが望ましいと言えます。精神科に対するよくある思い込みの一つとしては、薬に対するものがあります。精神科の薬を飲むことの副作用により、逆に精神への悪影響が出てしまうのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。確かに、以前から薬の多剤投与の問題などがあり必要以上に薬が用いられたという現実がありました。しかし、現在は医療側においても、必要最小限の薬で対応していくことの重要性が認識されており、大量に薬が処方される事は以前よりも少なくなっています。

病院では何をするのか

では、いざ精神科にかかると何が行われるのでしょうか。外来の精神科に初めてかかる場合、現在多くの精神科は予約制で対応しています。初めて通院する方は、一般的に30分から1時間程度の診察が行われます。これは十分な時間を確保し、その方の悩みや症状が、どのようになっているかを把握し、診断や治療の方針を決めるためです。予約なしでも対応する病院はありますが、初めて精神科にかかる場合には、話をするのに十分な時間を確保してもらえるかどうかは、その後の治療に大きく関わります。このため、電話の受付で十分な時間が確保されているか確認してみるのもいいと思います。精神科にかかると、医師より現在抱えてる問題や経過、心身の状態、病気の既往、家族構成などが確認され診断がつきます。その際には、必要に応じて身体の状態を確認するための血液検査や、精神状態をより詳細にみるために心理検査が行われる場合もあります。そして、診断に応じた治療が行われます。精神科の治療は主たるものとして、薬物療法と精神療法があります。薬物療法とは、来院された方の悩みに関わる症状を改善していくために用いられます。薬には、抗うつ薬や、抗不安薬、抗精神病薬、気分安定薬、睡眠薬などがあり、症状に合わせて必要なものが選択されます。薬物療法では、症状の変化に応じて薬の配分も変わっていくため、薬の効果や副作用については患者側からも積極的に意見を出すことが大切です。精神療法は、一般的に医療者と患者が情報を整理し、気持ちを落ち着けることや、1つの見方にとらわれるのではなく幅広い視点で物事を考えて対処できるように話し合いを行っていきます。現在は、精神療法を十分に行っていくために専門のカウンセラーを置いている病院も増えてきています。カウンセラーと会うことを希望する場合は、事前にインターネットで調べたり、電話で受付に確認してみるのがいいと思います。