身体も心も健康でいるための幾つかの約束事|精神科活用法

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ためらわずに受診します

ウーマン

心の病気が増えています

近年、学校でのいじめが原因で、学校に通えなくなったり、部屋に引きこもったりする子どもが増えています。また、会社においても目標達成などのノルマや人間関係がうまく築けないといった問題を抱える人が増えています。そのため、精神科医は、病院やクリニックだけではなく、学校や会社などにも派遣されるようになっています。このような背景から、精神科あるいは心療内科のある病院は人気があります。精神科を受診する病気には、さまざまなものがあります。心の病気全般、アルコールやギャンブル、薬物の依存症、放火癖、窃盗癖、不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、睡眠時に異常が現れた場合など、なんだかいつもと様子が違う、生活を送ることが難しいといったときには、受診するようにします。心の病気は、年齢によっても差があります。乳児期や幼児期には、精神遅滞、自閉性障害などの病気が多くみられます。児童期には、不登校、学習障害、注意欠陥・多動性障害、アスペルガー症候群などがみられます。青年期には、いじめや不登校、痔雑、摂食障害、薬物依存などです。成人期には、気分障害、統合失調症、子どもへの虐待などです。中年期になると、気分障害のほかに、アルコール依存症が増えてきます。そして老年期には、気分障害、不安障害、認知症、心身症などを発症することが多くなります。精神科を受診することをためらわずに、早めに診察を受けることで、重症化させずにすみます。また、早い時期に心に向き合うことで、ゆとりをもって人生を過ごすことができるようにもなります。

家族の協力が必要です

精神科の特徴は、医師や看護師などの医療関係者はもちろん、家族も一緒に治療に取り組むということです。特に依存症の場合には、日常の生活を送るなかで発症することが多いため、家族の協力が不可欠です。依存症には、アルコールや薬、ドラッグ、ニコチンなどのほか、カフェインや砂糖などの食べ物への依存、また、過食や拒食、ダイエット、ギャンブル、ゲーム、ショッピングなどの行動に依存したり、虐待や恋愛に依存してしまうような場合もあります。家の中や患者さんの行動範囲に、依存症のきっかけになりうるものが目に入らないように気を付けるなど、普段の生活における配慮が必要です。このほかにも、協力が必要なことはたくさんあります。例えば、アルコール依存症の場合、医療機関では精神療法を行いますが、まずは、患者さん本人にお酒を断つという強い意志が求められます。そして、アルコール依存症の人たちを支援する組織などとの連携も必要です。経験者の人たちの話を聞いたり、同じ病気を抱える人たちで意見を交換したりして、依存状態を軽くしていく集会などが開かれたりします。本人に任せるのが難しいようであれば、周囲の人がこのような組織を探したり、会への参加を促したりします。また、依存症から抜け出すためには、じっくりと時間をかけて治療を行うことが大切です。患者さんの苦しみを少しでも理解しようと歩み寄って、心の支えになるようにします。患者さんのストレスを軽減することも治療の一つです。依存の対象から別のものへ興味を持たせることで、症状も少しずつ改善されていきます。